Notion-MW
タグ: 差し戻し済み
Notion-MW
 
(同じ利用者による、間の4版が非表示)
25行目: 25行目:
本来はこんな言語依存の単一文字列ではなく年、月、日それぞれ明示的に別のデータとして管理するのが筋だろう。実際、この仕様のせいで、Better BibTeXの使用時に問題が発生していた(後述)。
本来はこんな言語依存の単一文字列ではなく年、月、日それぞれ明示的に別のデータとして管理するのが筋だろう。実際、この仕様のせいで、Better BibTeXの使用時に問題が発生していた(後述)。


<span id="better-bibtex-for-zotero-m_linksep_m"></span>
<span id="better-bibtex-for-zotero"></span>
== [https://retorque.re/zotero-better-bibtex/ <strong>Better BibTeX for Zotero</strong>] ==
== [https://retorque.re/zotero-better-bibtex/ <strong>Better BibTeX for Zotero</strong>] ==


42行目: 42行目:
参考文献には出版年を書く必要があり、BibTeXではyearというフィールドに書かれる。このデータはZoteroの文献情報のdateのところから取得されており、「April 22, 2011」「2011&#45;04&#45;22」のようなdateのデータからは正しく「2011」だけを抽出してくれるが、dateが前述の「4月 22 , 2011」のような書式になっていた場合はうまくいかず、この文字列全てがBibTeX(.bib)に出力されてしまう(報告済み&#58; [https://github.com/retorquere/zotero-better-bibtex/issues/2449 &#91;Bug&#93;&#58; Japanese date format is not parsed correctly · Issue &#35;2449 · retorquere/zotero&#45;better&#45;bibtex]、6.7.61あたりで修正済み)。←の通り、Better BibTeXのエクスポート時に適用されるscript(Export → postscript)のところにデータを置換するための以下のようなコードを書いておくとよい。
参考文献には出版年を書く必要があり、BibTeXではyearというフィールドに書かれる。このデータはZoteroの文献情報のdateのところから取得されており、「April 22, 2011」「2011&#45;04&#45;22」のようなdateのデータからは正しく「2011」だけを抽出してくれるが、dateが前述の「4月 22 , 2011」のような書式になっていた場合はうまくいかず、この文字列全てがBibTeX(.bib)に出力されてしまう(報告済み&#58; [https://github.com/retorquere/zotero-better-bibtex/issues/2449 &#91;Bug&#93;&#58; Japanese date format is not parsed correctly · Issue &#35;2449 · retorquere/zotero&#45;better&#45;bibtex]、6.7.61あたりで修正済み)。←の通り、Better BibTeXのエクスポート時に適用されるscript(Export → postscript)のところにデータを置換するための以下のようなコードを書いておくとよい。


<syntaxhighlight lang="python">
<syntaxhighlight lang="vb.net">if (tex.has.year) {
 
vb.net
if (tex.has.year) {
tex.add({name: 'year', replace: true, value: tex.has.year.value.replace(/.* /, '')})
tex.add({name: 'year', replace: true, value: tex.has.year.value.replace(/.* /, '')})
}</syntaxhighlight>
}</syntaxhighlight>
61行目: 58行目:
ZoteroはGUIのソフトであるが、コマンドラインからも一定の操作が可能である。具体的には、<code>zotero&#58;//</code>という形式のURL(URIスキーム)を以下のように指定してZoteroを起動することができる(既に起動していた場合は、画面に変化が起こる)。
ZoteroはGUIのソフトであるが、コマンドラインからも一定の操作が可能である。具体的には、<code>zotero&#58;//</code>という形式のURL(URIスキーム)を以下のように指定してZoteroを起動することができる(既に起動していた場合は、画面に変化が起こる)。


<syntaxhighlight lang="python">
<syntaxhighlight lang="python">zotero.exe -url "zotero://url/here"</syntaxhighlight>
 
python
zotero.exe -url "zotero://url/here"</syntaxhighlight>
URLについては、明確にAPIとして仕様が定められたものではなさそうで、全体的にあまりドキュメントは充実していない。
URLについては、明確にAPIとして仕様が定められたものではなさそうで、全体的にあまりドキュメントは充実していない。


80行目: 74行目:
コード例&#58;
コード例&#58;


<syntaxhighlight style="margin-bottom:0.2em;" lang="python">python
<syntaxhighlight style="margin-bottom:0.2em;" lang="python">import sqlite3
import sqlite3
import sys
import sys
import json
import json
112行目: 105行目:
上記コードは以下のように起動できる。
上記コードは以下のように起動できる。


<syntaxhighlight lang="python">
<syntaxhighlight lang="c#">python "path\to\zoto.py" "%USERPROFILE%\Zotero\better-bibtex.sqlite" "%USERPROFILE%\Zotero\zotero.sqlite" %1</syntaxhighlight>
 
c#
python "path\to\zoto.py" "%USERPROFILE%\Zotero\better-bibtex.sqlite" "%USERPROFILE%\Zotero\zotero.sqlite" %1</syntaxhighlight>
* [[Windowsのクリップボードを用いた選択コンテンツの取得|Windowsのクリップボードを用いた選択コンテンツの取得]]と組み合わせれば、選択文字列をCitation keyとするアイテムを一発で開くことも可能。
* [[Windowsのクリップボードを用いた選択コンテンツの取得|Windowsのクリップボードを用いた選択コンテンツの取得]]と組み合わせれば、選択文字列をCitation keyとするアイテムを一発で開くことも可能。